『良い現場は、最高のセールスマン』=3Sと人財育成を実践し続ける
各種製缶板金を得意とする山田製作所は、プラントや焼却炉のダクトやホッパー、筐体など多種多様な製品の製造を行なっています。
「100回のセールストークより1回の工場見学で弊社のことを理解してもらえる」と年間200社以上が会社見学に訪れる通り、5か月に1回ペンキが塗りなおされる床や、整理整頓されたキャスター付きの工具入れ、「ワイデクル」と呼ばれるオリジナルの工程管理表など工場内には3Sと業務の効率化を図るための工夫に溢れていました。
「でも、最初はそうじゃなかった。」と山田社長。「16年くらい前は特に特徴のない工場で、どのように経営していくか悩んでいたところ、“3Sの神様”と呼ばれる方の講演会で『良い現場は、最高のセールスマン』のフレーズを聞き「これしかない!」と考え、毎朝30分の朝礼を10か月続けると社員が変わり、会社が動き出した、5年かけて現在の形になったと、苦労話を交えながら3Sを実践の歴史を話してくださいました。
現在では世界各地から年間300件近い工場見学を受け入れ、当時自分が受けた衝撃を多くの方に見て実践してほしいと考えられています。
工場内で目に留まったのが、若い女性が男性と混じって溶接をする姿。「去年入社してくれた工科高校の学生さんです。女性らしく作業が丁寧で細かな気遣いも行き届いている、期待され今後も新卒者を採用していき、5年後には10人増やして25人にしたいと意気込みを語られます。
また、定年退職した熟練の職員の経験を活かして、個人などからちょっとした溶接や補修をおこなう「町の溶接屋さん」のようなBtoBだけでなくBtoCの事業部も作って、地域の方々に対して熟練者の活躍の場を提供したいと今後の構想も教えていただきました。
会社情報
加工種別 | 板金加工 |
企業名 | (株)山田製作所 |
郵便番号 住所 | 574-0056 大東市新田中町2-41 |
TEL | 072-871-0095 |
FAX | 072-871-3103 |
代表者 | 代表取締役会長 山田 茂 代表取締役社長 山田 雅之 |
ホームページ | https://yamada-ss.co.jp |
連絡担当者 | 吉岡 来 |
設立 | 1969年7月(創業:1959年) |
資本金 | 1000万円 |
従業員 | 17名 |
主な機械設備 | https://www.yamada-ss.co.jp/corporate.html |
会社の特徴 | 当社は昭和34年4月の創業以来、お客様のニーズに応えるべく弛まない努力をしてまいりました。それにより、鈑金加工、製缶加工、機械加工と技術改革を行い、現在では自社による設計製作の省力化機械をはじめとし、多様化するご要望に応えて信頼を頂いております。 品質の追求と心のこもった物作りに力をそそぎ、加えて徹底した3S運動を通じて人を育てる企業文化を創造し躍進しております。(毎年海外からも含めて250社以上が見学に来られます。現在まで52か国から見学に来られています) |
加工技術/製品 | SUS板の特殊な曲げ加工及び溶接加工を得意としています。 特に、産業用乾燥機、工業炉のアイテムに関する製造は、57年の実績があり、多数のメーカーさんより、ご依頼を頂いています。 また、圧力容器に代表するタンクなども手掛けております。 溶接技術員はJIS技能資格者です。 |
得意技術 | SUS304、316、310等の板より、切断、穴あけ、折り曲げ、溶接、組立を主体に、設計から据付調整までを可能とする。一貫作業の技術を持っています。 産業用乾燥機(フィルム製造・医薬品製造・流動層乾燥機など) 粉体用産業機械など |
主な納入先又は納入業種/分野 | フィルム製造装置メーカー、工業炉製造メーカー、医薬品製造機械メーカー、工作機械メーカー、熱交換器メーカー 等々 |
会社所在地 (Google Map)
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